東南アジア初のハリウッド映画テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール。ここには家族連れもテーマパーク好きも魅了するアトラクション、ライド、エンターテイメントが揃っている。映画をテーマにした24のライドのうち、18種類は、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールのために特別に考案されたもの。
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(以下USS)があるセントーサ島は、島自体がテーマパークとなっており、その一部がUSS。入島方法も、徒歩、タクシー、モノレール、ケーブルカーと様々。
USSはUSJと比べ約1/3の面積で、待ち時間も15分から20分と短い為、半日ほどでほとんど回る事ができるのも魅力。
エリアごとの魅力
映画をテーマにしたゾーンは7つで、どれもUSSのために特別に作られたものばかり。
・ハリウッド
入り口を入ってすぐのエリアはハリウッドのような街並みが再現されていて、レストランやお土産店が立ち並ぶエリアで、グッズや商品がパーク内で一番多く販売されているのもこのエリア。ユニバーサルスタジオの原点ともいうべき、映画の都をテーマしたエリアである。
・マダガスカル
映画『マダガスカル』の舞台のような、熱帯雨林を思わせるトロピカルな雰囲気のエリア。目印は巨大な船。歩いているだけでウキウキしてしまうようなアフリカのジャングルや荷物のコンテナなどがデザインされています。オススメは、ジャングルを体験できる24人乗りのボートアトラクション。マダガスカルの愉快なキャラクターたちによる元気のいいアトラクションで、小さな子どもたちも楽しめる。
・Far Far Away
シュレックの世界をテーマにしたおとぎの国のエリア。アニメに登場するお城が再現されているのが魅力的で、高さ39.5メートル、46の塔からなるこのお城の中は、シュレックの4Dシアターになっている。
シュレックの家から、お城、お菓子の家、玉ねぎの馬車など、シュレックの話に出てくる物が登場するので、歩いているだけでも楽しめるエリアである。お土産屋さんでは、シュレックで出てくるジンジャークッキー君そのものが売られている。また、毒々しい色したジュースもフラスコ風の容器に入って売られているなど、シュレックの世界に迷い込んだような雰囲気を味わえる。
・ザ・ロスト・ワールド
USJでもお馴染みの、ジュラシック・パークのエリア。このエリアで一番人気のアトラクションは、ジュラシック・パーク・ラピッド・アドベンチャー。恐竜たちのランチタイムにボートでジュラシックパーク内を漂流していき、迫り来る恐竜や古代生物のスリル満点な激流下り。
子供と楽しむなら、キャノピー・フライヤーというアトラクションがおすすめ。プテラノドンの乗り物に乗って楽しむジェットコースター。足をぶらぶらさせた状態で走っていくので、映画ジュラシックパーク3のようにプテラノドンにさらわれてしまったような気分を楽しめる。
ジュラシックパーク内ではウォーターワールドのショーも行われているが、内容は日本のものと同じ。英語で繰り広げられるので、リアリティは感じれるかもしれない。
・Sci-Fiシティ
Sci-Fiシティエリアはとても近未来感のあるエリア。「ヒューマン」と「サイクロン」という、人気のジェットコースター型のアトラクションが2種類あり、2台のジェットコースターが交差する部分もある。
このエリアで人気のアトラクションはトランスフォーマー・ザ・ライド。日本のユニバーサルスタジオジャパンのスパイダーマンのようなアトラクションで、乗り物に乗って街の中を巡っていく。トランスフォーマー好きは必見のアトラクションである。
・ニューヨーク
スティーブン・スピルバーグ監督が監修したショータイプのアトラクションや、セサミストリートをテーマとしたアトラクションがあるエリア。特に、スティーブン・スピルバーグ監督のアトラクションは、火や水、爆発音などの特殊効果をふんだんに使用し迫力満点。身長制限もなく小さまお子様から大人まで楽しめる。
ニューヨークエリアの一角では頻繁にショーなどのイベントが開かれており、観客も参加してダンスを踊ることができるコーナーもある。
アクセス
市街地中心部からはMRTを使うのが良いだろう。MRTのノース・イースト線、またはサークルライン線の終点、ハーバーフロント駅で下車し、ビボシティ3階にある、セントーサエクスプレスに乗り換えてウォーターフロント駅で下車。ここからUSS入り口までは徒歩約3分。このほか、路線バスを利用するなら、ビボシティまで行き、リゾートセントーサのバスRWS8に乗り換えてUSSへ行くことができる。