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九份

台湾観光で必ず訪れるべきスポットといえば、九份(きゅうふん/ジョーフェン)。ノスタルジックな街並みが人気映画『千と千尋の神隠し』の世界観に似ていることや、台湾映画『悲情城市』の舞台となったことで、近年は多くの観光客が殺到する台湾屈指の名所となった。

かつて金鉱の採掘で栄えた九份は起伏の多い山間部に位置しており、その起伏に沿って作られた階段や狭い路地などが多数存在しる。昼間は遠くに望む山と海、夜は街灯に照らされた輝く山の集落と、昼夜で異なる表情を見せてくれる九份。

九份の見所

・基山街

基山街は、お土産さんや食堂、スイーツ店が、狭い路地にみっちり立ち並ぶ結構ディープな世界。雑貨屋や屋台が所狭しと並ぶ通りでは、客寄せの声や食べ物の匂い、真っ赤な提灯など、台湾風情をたっぷりと感じる事ができます。魚介団子が美味しいと有名の「九份傅統魚丸」や九份名物のタロイモ団子、ピーナッツ巻のアイスクリームなどを堪能しよう。九份老街バス停から徒歩で1分程度だが、上りの階段が続くので気合を入れて挑もう。

・豎崎路

基山街を進んでいくと、赤ちょうちんが吊るされた階段の路地、豎崎路に到着。九份といえばこの風景といった、急で狭い階段の脇には赤い提灯が続いている。左手の階段を少し登ったところには九份の名店「阿柑姨芋圓」が、右手の階段を降りて行くと茶芸館が立ち並ぶ有名な写真スポットがある。混雑は避けられないが、日が沈んでからの幻想的な雰囲気は味わっておきたいところ。

・阿妹茶酒館

阿妹茶酒館坊は、九份のパンフレットに必ず載っている茶芸館である。阿妹茶酒館坊ももちろん見所だが、写真に納めるには「海悦楼茶坊」から写真を撮ろう。映画『千と千尋の神隠し』のモデルとされる九份の中でも特にその雰囲気を楽しむ事ができる。

・グルメ

旅行雑誌で取り上げられる名店、阿柑姨芋圓は九份でも特に人気のあるスイーツ店。豎崎路の階段の最上部にある。店名にある芋圓(ユーユェン)は、台湾のタロイモから作られたモチモチのお団子。お団子はメニューには芋圓と小豆、芋圓と緑豆などがあるが、オススメは全種類の具材が入った綜合(ゾンハー)。ベースは暖かいシロップか、かき氷かを選ぶ事ができる。

半透明の不思議な見た目が特徴の肉圓(バーワン)。基山街の金枝紅糟肉圓で食べられる肉圓は、地元の人々が太鼓判を押す九份絶品グルメの1つである。 

台湾のおやつ、草仔粿(ツァオアグェ)も絶対に食べておきたいグルメの1つ。基山街の阿蘭草仔粿では、風味豊かな草餅に甘いあんこや台湾の漬物、菜餔(ツァイボー)を包んだ草仔粿が売られている。

アクセス

行き方は様々あるが、オススメは電車とバスを乗り継ぐ方法。台北駅より約20分の瑞芳駅へ。そこから徒歩5分ほどの区民広場というバス停より九份老街へ。

他にもタクシーやバスを利用する方法もあるが、時間に余裕がある方には台湾の雰囲気を感じながら旅できる電車を利用して欲しい。逆に不安のある方はツアーに参加するのも良い。

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