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コロンビア ボゴタ

ボゴタ

ボゴタは、アンデス山脈の盆地、標高2640mにあるコロンビアの首都。南アメリカ大陸でもボリビアのラパス、エクアドルのキトに次いで3番目に標高の高い首都である。

赤道に近いにも関わらず、標高が高いことで年間を通じて穏やかな気候のため観光に適したボゴタ。物価が安く、近年治安も比較的落ち着いていることから、穴場の観光地として人気を集めている。

また大学や図書館、美術館や博物館が多く、南米のアテネと呼ばれている。コンサートや大道芸など芸術を楽しめる場所もたくさんあり、文化的な街である。国会議事堂や裁判所など歴史を感じる建物も多く、昔の景観を大切にした歴史的な街並みも見どころのひとつ。

ボゴタの見所

・ボリバル広場

ボリバル広場はボゴタの旧市街の中心部にある大きな広場。広場からは国会議事堂や裁判所などの官公庁施設、カテドラルなどが見渡せる。イベントも定期的に行われており、地元の人々の憩いの場にもなっている。

1800年前半からの歴史的な建築様式を楽しめるこちらの広場で、南アメリカ独立運動の指導者シモン・ボリバルを記念する広場。鳩の餌や、おもちゃ・お菓子などを販売する屋台も多く、旧市街の観光の拠点となる。

・モンセラーテの丘

ボゴタの街並みを見下ろせる人気の観光スポットがモンセラーテの丘。スペインの植民地化がはじまる前の時代から、先住民の間で「神聖な場所」とされた場所。現在は山頂に教会と展望台が設置され、ボゴタを代表する観光名所となっている。丘の上までは約500mの高さとなり、ロープウェイ、ケーブルカーもしくは徒歩でアクセスできる。

徒歩で登る場合は、約1時間の歩道が整備させている。それほどきつい道ではないが、ボゴタ自体が2600mの標高にあるので、標高に慣れていない場合は、徒歩は避けた方がいいかもしれない。

ロープウェイが一番メジャーな方法であり、片道の運賃は日本円で約500円。日曜日は割引で半額になる。ロープウェイが苦手な方にはケーブルカーもある。ロープウェイと同じ料金でチケット売り場でどちらかを選択する。どちらも約5分の所要時間。

街の景観を堪能したら、今度はレストランがある南方向の散策も忘れずに。アンデス山脈と古いレンガ作りの建物を背景に写真撮影は欠かせない。

・コロンビアのグルメ

アレパ

アレパはすり潰したトウモロコシから作られる伝統的な料理で、日本の食パンのように朝食を始め、おやつなどにもよく食べられている。大きさや厚み、調理法は地域によって異なり、中にチーズ、卵、肉などを詰めたり、砂糖を加えた甘いアレパなどもある。

バンデハ パイサ

コロンビアで最もスタンダードな食事がバンデハ パイサというワンプレートのご飯。ご飯に目玉焼きとチョリソー、チチャロン(豚肉のフライ)、フリホーレス(豆)をのせるのが定番。付け合わせに小さなアレパや揚げバナナ、サラダやアボカドが付いてくることが多い。

エンパナーダ

スペイン語、でパンで包むという意味の「empanar」からその名がついたのが、エンパナーダ。スペインから伝来した南米各国で愛されている具入りのパン。中には牛肉、細切りの鶏肉、茹でたジャガイモ、チーズ、ゆで卵、豆を入れ、焼いたものと揚げたものがある。

ちなみに中南米では、日本料理や中国料理店にある餃子もエンパナーダと呼ぶ事がある。

ティント(コーヒー)

コロンビアはコーヒー生産量世界3位を誇るコーヒー大国。コロンビアでコーヒーはTinto(ティント)と呼ばれ、他の中南米の国とは別の単語を使う。ティントは基本的にフレンチプレスのブラックコーヒー。一杯のサイズはデミタスカップサイズで、少量を一日に何度も飲むのがコロンビアでのコーヒーの飲み方。学校や仕事終わりに友人や家族と飲む習慣がある。

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