古くから水運の発展で栄えてきた長江流域。この江南地方に、江南6大水郷古鎮と呼ばれる伝統的な生活様式が数多く残っているレトロな街並と水路をゆったり流れる船の光景が残っている。
その中でも上海や杭州から気軽に行ける郊外として人気の江南水郷古鎮が烏鎮。約1,300年前の唐の時代から水運の要として栄えた烏鎮は東洋のベネチアとも呼ばれている。
日が暮れると古い街並みがライトアップされ、ノスタルジックな世界を体験できる。のんびりとした旅をしたい方に特におすすめ。
烏鎮の見所
烏鎮の街は、江南水郷の中でも最大規模を誇り、東西2つに分かれている。東柵は2000年公開されたエリアで東西1.3㎞にわたって広がり、西柵は2007年に公開され東西に1.8㎞ほど。
東柵と西柵は約3㎞ほど離れており、移動は無料のシャトルバスで移動可能。
・東柵

先に公開された東柵は、昔ながらの街並みや資料館などが点在するエリア。西柵に比べこじんまりしているので、少し立ち寄りたいという方は東柵がおすすめ。
約100点のベッドが展示されている江南百床館や江南地方の暮らしを紹介する江南民族館、烏鎮の特産品の藍染の工房である、宏源泰染坊などを無料で楽しむ事ができる。
時間:07:00~18:00(冬季:~17:30)
東柵のみ:120元
東西柵共通:200元
・西柵

西柵エリアの入口から渡し舟で景区内に入るところから情緒あふれる景色を堪能できる。メインストリートには、お土産や食べ物屋、現地民家をアレンジした民宿が多く建ち並んでいる。
また、一歩奥に入ると味噌・醤油店、天然の草木染め工房などを楽しめるだけではなく、昔の雰囲気が残る古鎮を前にタイムスリップしたかのような気分になれる。
夜になるとライトアップされ、昼間とは違うノスタルジックな世界を楽しめる。
時間:9:00~22:00
西柵のみ:150元
東西共通:200元
烏鎮へのアクセス
上海と杭州の間の浙江省に位置する烏鎮。
上海からは約140㎞で車で約2時間半、鉄道でいく場合は上海虹橋駅より桐郷駅へ。そこからバスまたはタクシーで烏鎮まで行ける。計2時間~2時間半で到着できる。
杭州からは、約80㎞離れ、車で約1時間半ほど。