グアテマラは、中央アメリカの北部にあり、マヤ文明の中心地であった、ティカル遺跡のある国である。日本では、コーヒーの生産国としてその名前を知っている人が多いだろう。
グアテマラではほぼ毎日何らかのイベントがあり陽気な国だが、独立記念日である9月15日はその中でも特に盛り上がる祭りである。
グアテマラは祭りが多い?
祭りが多いのを実感したのは、私がグアテマラにスペイン語を勉強しに行った翌日で、何もわからないまま祭りに参加した。

これは、馬のお祭りらしい。
独立記念日について
以前の記事でも紹介した通り、私が短期留学したアンティグアはグアテマラの古都であるため、独立記念日において重要な場所となる。
アンティグアについての記事はこちら
グアテマラを含む、中南米の国々の多くは1821年9月15日にスペインからの独立を宣言した。それ以来、ゴタゴタしながらも今の形に落ち着いた。
グアテマラでは9月13日から3日かけて独立記念日を祝うためのお祭りが行われる。
メインパレード
お祭りのメインはパレードで、パレードの主役が13日は子供、14日は少年、15日は若者と言った感じで、だんだんと盛り上がっていく。



パレードは学校や施設ごとに隊列を組んでおり、マーチングバンドやダンスをするチーム、伝統衣装を身に付け、踊りを披露するチームなど、様々である。

中には、演劇をするチームも。このチームは、スペインと戦ったグアテマラの原住民の物語を演じているそうだ。
聖火リレー
お昼頃からは聖火を掲げてマラソンを行う。スタートはアンティグアの市庁舎前で、各学校や施設に向けて走っていく。
オリンピックの聖火リレーのようなものを想像していると、全く違う光景が広がり驚いてしまう。

と言うのも、参加しているのは一般人で、火を付けるトーチも手作り感満載。中にガソリンを染み込ませた布を入れて走る。
伝統菓子の出店、路上ライブを楽しむ
数は少ないが、出店も出ており、私は現地でできた友達と伝統的なお菓子をいくつか試した。ほとんどは牛乳やフルーツなどを使ったもので、自然で素朴なお菓子だった。


他にも、グアテマラで有名なマリンバを中心としたバンドの演奏も祭りを盛り上げる。グアテマラ人の友達によると、グアテマラの定番ソングを演奏していたらしく、かなり興奮していた。

夜には中央公園で国歌を歌い、花火を打ち上げ、ボルテージは最高潮へ。

アンティグアでは街の清掃も行き届いており、祭りの翌日でも街は綺麗だった。