グアテマラは、中央アメリカの北部にあり、マヤ文明の中心地であった、ティカル遺跡のある国である。日本では、コーヒーの生産国としてその名前を知っている人が多いだろう。
実はグアテマラは、南米を旅行するバックパッカーにとっては玄関口のような国で、世界中から旅行者の集まる国でもある。
今回は、そんなグアテマラで留学中に私が食べたグアテマラの料理を紹介する。
タマル

タマルはトウモロコシの粉とラードを練った生地に、鶏肉や豚肉を加え、バナナの葉に包んで蒸した、中南米のチマキのような料理。
かつてグアテマラで栄えたマヤ文明の時代から伝わる料理で、中南米の広い地域で食べられている。
グアテマラではお祝いの際に食べるのが定番で、誕生日やクリスマス、お祭りの日はタマルが必ず食卓に並んだ。
味はトマトで味付けされているが、かなり淡白な印象。正直、これだけの晩ご飯は足りなかった、、、
また、あんこのような甘い味付けの豆を使ったタマルや、辛いソースのタマルなど、数種類のタマルがある。
ぺピアン

ぺピアンは鶏肉や豚肉を、スパイスや香草と一緒にしっかりと煮込んだ定番のスープ料理。
こちらもお祝いの際によく食べられ、米やトルティーヤと一緒に食べる。
コクがあり、野菜と肉の旨味を存分に楽しめる、日本人の口にとてもあう料理である。
チュチートス

チュチートスはタマルにとてもよく似た料理だが、トウモロコシの皮に包まれているところが違い。
味はタマルに似ているが、こちらは軽食として食べられる事が多く、トマトやチーズが入っている。
肉

これは留学中にガスと電気が止まってしまった日に、ホストファミリーと作ったBBQ。アンティグアでは月に数回、インフラの何かが止まります。
そんな事態に備え、私がホームステイした家では肉をタレに漬け込んだ状態で保存していました。

こちらはアンティグアにある有名なレストランの写真ですが、鶏の半身が豪快に盛り付けられたワンプレート。約400円と観光客向けの金額設定ではありますが、動けなくなるくらい満腹になります。
思い出補正がかかっているかもしれませんが、グアテマラで食べたお肉は、鳥も豚も牛も、とても柔らかくジューシーでした。
他にも
ホストファミリーは他にも、たくさんの料理を作ってくれたので、写真で紹介します。
左から、フリホールブランココンコスティージャイアロース(白豆とリブと米)、ロンガニーザコンフリホールイアロース(ソーセージと豆と米)、アロースアマリージョ(黄色い米)。
カタカナにすると意味不明の呪文のようですが、直訳すると食材や調理名がそのまま料理名になっているものが多いです。
グアテマラでは黄色い料理は基本的に多くの野菜を煮込んだりすりつぶしたりして作っている場合が多く、私のおすすめです。