マレーシアは他民族国家なので、マレー系、中華系、インド系といった民族が暮らしている。寺院はもちろんだが、グルメでもそれぞれの民族の本場の味を堪能することができる。
今回は、首都であるクアラルンプール周辺で実際に私が味わったマレー系、中華系、インド系の料理を紹介する。
ナシルマ

ナシルマ(ナシレマ)はマレー料理の定番で、ココナッツミルクで炊いた米にバナナなどの葉っぱの風味をつけた料理。好みのおかずを加えていただく。写真のものは、ピリ辛のえびや卵、鶏肉、スパイシーな野菜など盛り沢山のおかずを乗せているが、飲み物代も含んで25RM(約670円)とリーズナブル。
地域によっては甘い味付けのナシルマや唐辛子を加えて辛くしたものもある。バナナの葉で包んだおにぎりのようなナシルマもあり、カリカリに揚げた小魚や辛子味噌、きゅうりなどの基本的なおかずのものが多い。
カレー

KLセントラル駅の裏にはインド料理屋が軒を連ねている。自分で好みのセットを作ることもできるが、正直いって見た目では味が想像できないので、定食を注文することに。
ご飯はパラパラの食感で、カレーは辛すぎずとても美味しい。このセットで14RM(約400円)とかなりリーズナブル。
サテー

サテーは日本でいう焼き鳥のような料理だが、刺さっているのは鶏肉はもちろん、牛肉、ヤギ肉などバリエーションがある。タレは甘めのものが定番。
マレーシアは他民族国家なので、宗教によって牛肉が食べられない、豚肉が食べられないなどの事情があるため、中華系のお店で食べると全ての肉を楽しむ事ができる。
他にも
マレーシアには、他にもたくさんのグルメがそろっている。茹鶏と鶏のダシで炊いたご飯をいただくチキンライス、漢方で豚肉をしっかりと煮込んだバクテー、中華系の麺料理や天心。さらに、マレー料理、中華料理、インド料理が混ざりあった料理がある。
また、イギリス統治時代に根付いたアフタヌーンティー文化、中華系のスイーツ、南国の新鮮なスイーツなど、おやつが豊富なのもマレーシアの魅力である。