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海外旅行に行く前に!トラベラーズワクチン

トラベラーズワクチンとは?

海外旅行に行く場合、行先や滞在期間によっては健康診断の証明書やワクチン摂取が必要となる。これらが必要な理由は、衛生状態の悪い国での感染症予防と、渡航先の法律により定められている場合があるため。

ワクチンの種類と、摂取が必須となる渡航先

黄熱病

病原を持った蚊に刺される事でうつるため、旅行者でも患う可能性のある感染症で、致死率も20%程度ととても高い。軽症であってもインフルエンザのような症状が出る。アフリカの熱帯地方や南米に媒介蚊が発生している。

アフリカや南アメリカに行く際は広い地域でワクチン摂取が必要となる。

A型肝炎

A型肝炎になると、発熱や倦怠感にくわえ、嘔吐や食欲不振が見られる。糞口感染をするため、衛生状況が悪い地域で感染する。

アフリカや中南米、アジアの広い地域に1ヶ月を超えて滞在する場合は予防接種を受ける事が推奨されている。

B型肝炎

B型肝炎をの含まれる血液を体内に入れてしまうと患う。A型肝炎と同じように発熱や倦怠感、嘔吐、食欲不振が見られる。

B型肝炎にかかっている人の血液を体内に入れてしまう場合は少ないが、注射のように血の着いた針を刺してしまった場合や、性交渉の中で感染する場合がある。職業や渡航先によっては予防接種の検討が必要。

狂犬病

狂犬病は発病すると致死率がほぼ100%という恐ろしい感染症。狂犬病を持った動物に噛まれたり、ひっかかれた傷からウイルスが侵入して感染する。

発病すると、傷のかゆみ、頭痛、発熱など、風邪のような症状が現れる。その後麻痺や精神錯乱、咽頭部痙攣により恐水症状などの神経症状が現れ、数日後に呼吸停止を起こして死亡する。

日本では狂犬病のワクチンを犬などに打っているため、身近な病気ではないが、世界では途上国を中心に毎年5万人ほどの人が狂犬病によって死亡しているとされる。

渡航中は不用意に動物に近づいたり、触ったりしないようにし、登山やトレッキングをする人、野生動物に関わる可能性のある人は予防接種の検討が必要。

まとめ

現在日本では予防接種による集団免疫や、衛生状態の良さにより、感染症について日常的に意識する場面は少ないかもしれないが、海外に行く場合は注意が必要。

厚生労働省検疫所には国ごとに必要なトラベラーズワクチンや流行している病気が掲載されている。ワクチン摂取が必要かどうか、渡航が決まったら必ず確認して欲しい。

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