フィリピンの首都マニラの一角にあるイントラムロスは、16世紀スペイン植民地時代に建てられたマニラ最古の地区。
イントラムロスは、スペイン語で壁の内側を意味し、その名の通り四方を城壁が囲む城塞都市で、当時の面影が保たれている。
ここの敷地内部と周辺にはマニラ観光必見のスポットが数多く、おすすめの観光スポット。
アクセス
インストラムロスへは、セントラル駅から車で15分ほど。タクシーを利用するのがおすすめ。
代表的な観光地
・リサール公園
ここは、フィリピン独立運動の英雄、ホセ・リサールが処刑された地で、モニュメントの下には遺体が眠っている。現地の方々の憩いの場でもある公園。
24時間衛兵がリサール・モニュメントを守っており、一時間ごとに衛兵の交代の儀を見ることができる。
ここの公園内にはフィリピンにゆかりのある日本人が作った日本庭園もあり、異国の空の下でも日本の雰囲気を感じられるスポットとなっている。
・マニラ大聖堂
マニラ大聖堂は、1571年に建てられたフィリピンで最初の大聖堂で、現在の建物は1958年に再建されたものである。
ここの見どころは、4500本のパイプを持つパイプオルガンと、時間帯によって雰囲気を変えるステンドグラス。このステンドグラスには、聖書の物語や、フィリピンの歴史が映画かれている。
また、結婚式場として現地の方たちに人気の場所でもある。
・サン・アングスティン教会
サン・アングスティン教会は世界文化遺産に登録されているスペイン統治時代に建てられたカトリックの教会。
ここには博物館も隣接しており、キリスト教の美術が展示されている。
また、サン・アングスティン教会は結婚式場としても非常に人気が高く、現地の女性にとっては憧れの場所。
・サン・チャゴ要塞
インストラムロスの北端に位置するサン・チャゴ要塞は、フィリピンの英雄ホセ・リサールが収容されていた場所であり、城塞都市インストラムロスの守備の要として機能していた場所。
第二次世界大戦中は、日本軍の司令塔としても使用され、数多くのフィリピン人が命を落とした場所でもある。
フィリピンの歴史の中でも重要な部分について学ぶことができる地となっている。
・リサール記念館
サン・チャゴ要塞の中にあるリサール記念館には、ホセ・リサールが実際に使用していたコートや帽子などに遺品が展示されており、彼の生涯について深く知ることができる場所である。
ここには、ホセ・リサールが日本に滞在した折に恋に落ちた日本人女性「おせいさん」の肖像画も置かれている。
インストラムロスは当時のマニラの雰囲気を感じられるほか、フィリピンの歴史について深く知ることのできる場所だ。
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