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タージマハル

タージマハルは、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡くなった妻のために建てた愛の証というロマンティックな伝説が残るお墓である。妻のムムターズ・マハルは子宝に恵まれ14人もの子供を授ったが、その出産が原因で1631年、36歳の若さで亡くなった。死を悼んだ皇帝は17年の歳月と2万人の職人を費やして、タージマハルを建てた。名前は、「ムムターズ・マハル」が訛ったもの。

 一般的に知られる大理石は水や酸に弱く外部には使われないが、西インドの白大理石は水にも酸にも強いという特徴がある。だからこそ白亜のタージマハルを造ることができたとされる。その美しさから1983年に世界遺産に登録された。

タージマハルの見所

タージマハルは南北約560m、東西約300mにもおよぶ広大な敷地を持ち、水を配したペルシア風の庭園の後ろに緻密に計算されたタージマハルが建設されている。建物には、浮き彫り、透かし彫り、象嵌細工によるアラベスクなどの美しい細工が施されており、内部にはシャー・ジャハーンと、ムムダス・マハルの棺が寄り添うようにして安置されている。

・大楼門

タージマハルの大楼門(メインゲート)は、入場門を抜けると一番最初に目につくところにある。高さ30m、幅46mの3階建ての巨大な門。赤い砂岩で建てられており左右のアーチ型の飾り窓や上部の白い鍾乳石の小塔などが備わった、古典的なムガル・イスラム建築である。石柱には、砂岩と2色の大理石が交互に組み合わされた幾何学模様が施されている。様々な宝石が随所に埋め込まれ、正面のアーチには白大理石と黒大理石でコーランの一部が刻まれている。

・庭園

メインゲートを抜けるとタージマハルが見え、その向かいには美しい庭園が広がっています。4本の水路で4つに区分けされたイスラム様式の庭園で、左右対称に造られ中心にある霊廟をより優美に魅せている。庭園の名前は、4つの庭との意味。日本では4という数字はあまりいい感じはしないが、イスラムでは4は神聖な数字とされている。

・墓場

墓所には夫婦二人が仲良く葬られている。小さい方が王妃ムムターズ・マハル、大きい方が王シャー・ジャハーンのもので、王の墓石には花柄模様が施されている。大理石の上にある象嵌細工と呼ばれる文様やレリーフも必見。周りを飾る4本の塔をよく見ると外側に傾いているのが見える。これは王妃に使える侍女に例えられていると言われている。この墓所は撮影禁止なのでご注意を。

タージマハルを訪れるベストシーズン

インドの乾季にあたる10〜3月が観光のベストシーズン。特に、11~12月中旬は涼しくて観光しやすい時期である。

4~5月は暑くて40度近くになることもあり、7~9月は雨も多いのでこの時期の観光は避けた方がいいだろう。また、イスラム教の休日である金曜日はお休みなので注意。

アクセス

インドの首都であるデリーからアグラまで飛行機で約40分、電車で約2時間、バスでは約5時間が目安。日帰りで観光するなら、ニューデリー駅6時15分発の特急シャタブディー・エクスプレスがおすすめである。デリーから車でタージマハルへ行けるツアーもあるので、不安な方はツアーに参加するのもおすすめ。

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