チチカカ湖はアンデス山脈の標高3812mという高さに位置し、琵琶湖の12倍もの面積がある巨大な湖。ペルーとボリビアにまたがっているチチカカ湖は南米でも特に大きな湖の一つで、毎年多くの観光客が訪れている。10万年以上前からある古代湖の一つに数えられており、ケチュア族やウル族といった先住民族が住んでいる。
チチカカ湖の見所
・ウロス島
チチカカ湖観光最大の目玉は、ウロス島と言うチチカカ湖に浮かんでいる人工の浮島。ウロス族の人々はトトラと呼ばれる葦の一種で建物、船、島そのものまで造って生活している。水の上に浮かぶ葦の島とはいっても揺れはほとんど無く、地面の上にいるのと変わらないほど。ウロス島までは湖岸の町プーノから船で20分ほどでアクセス可能。
ウロス島では先住民の暮らす家や、チチカカ湖を見渡せる櫓、お土産の売り子達との値段交渉を楽しもう。また、トトラでできた船、バルサに乗ってチチカカ湖を遊覧するのもおすすめ。
ウロス島には民宿もあり、宿泊もできる。観光地なのでそれほど安くはなく一泊日本円でおよそ5000円くらいが相場ではあるが、かけがえのない体験になること間違いなし。
・タキーレ島
タキーレ島は人口1500人ほどのケチュア族の島。タキーレ島へはフェリーで3時間ほど。平地がほとんどなく、島につくやいなや長い階段が待ち構えている。ケチュア民族の暮らしている島で、緑豊かな段々畑のある島になります。
タキーレ島に住むケチュア族の人々はみんな色彩豊かな伝統衣装を身にまとっており、これはパートナーの手作りで、男性も上手に織物を作る。タキーレ島はその景観と島に住む人々の織物の技術が評価され、世界無形文化遺産に登録されている。
・シュスタニ遺跡
チチカカ湖の湖岸にあるプーノからバスで郊外へ出たところにシュスタニ遺跡はある。ウマヨ湖という標高4000mにある火山湖の付きでた半島にある遺跡で、インカ遺跡に比べる余り知られていないが、非常に高い技術を見ることのできる遺跡。インカの時代より前に、コリャという民族がこの地に先祖のお墓を作った。この石の加工技術を後にインカに伝えたと言われている。高度な石の加工技術、14世紀から残る遺跡のロマン、そしてこの遺跡から見える絶景がシュスタニ遺跡の魅力である。
・太陽の島
ボリビア側のチチカカ湖内最大の島が太陽の島。湖岸の町コパカバーナの湖畔から船で約1時間30分。マチュピチュ遺跡などで有名なインカ帝国が始まった地という伝説の残る島。太陽の島は、段々畑が広がっており穏やかな姿そのものだが、インカ以前からの文明の中心だったことを示す古い遺跡もあり、古くは南米各地から巡礼に訪れる人もいたと考えられている。島の重要性はインカ帝国にもスペイン人にも受け継がれ、キリスト教の改宗が進んだ後には、キリスト教徒の巡礼地となっていた。
アクセス
日本からペルーまでは直行便はない為、アメリカやメキシコなどを経由して行くのが一般的。乗り継ぎなどを含めると20時間以上の移動となるので、体力面も考慮しながら飛行機を予約しよう。
ペルーの首都、リマからチチカカ湖まではバスか電車で行くことができる。電車は目的地まで一直線なのでバスに比べて早く到着できる。一方バスは途中の観光スポットにもよる事ができるのでより多くの観光スポットを訪れる事ができる。旅程、予算によりどちらを利用するか決めよう。
「チチカカ湖」への2件の返信
AKEBIさんのブログは見てるだけで世界を旅した気分になれます 私も人に愛される記事を勉強しようと思いますね
ありがとうございます!!私たちもまだ駆け出しですが、そのようなお言葉をいただき嬉しいです☺️