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グアテマラ

ティカル遺跡

紀元前2000年頃から17世紀頃まで、今のメキシコ、グアテマラ、ベリーズを中心とした地域で繁栄した文明、マヤ文明。そのマヤ遺跡で最大規模を誇るのがグアテマラのティカル遺跡。マヤ文字や高度な観測技術、宗教により栄えていたマヤ遺跡一帯が9世紀に突如消えてしまった謎は、多くの人を今も魅了している。

ティカル遺跡内はとても広く、大広場のグランプラザを中心に、そびえ立つ神殿群、住居であったアクロポリス、ティカル遺跡の中でも最も古い遺跡が残るロストワールドと見どころも多数。

また、スターウォーズのエピソードIVに用いられた事で有名なティカル遺跡だが、実は人気アニメのワンピースの空島編のシャンドラのモデルとなっている。古代遺跡のロマンはもちろん、スターウォーズ、ワンピースファンにもおすすめのスポットである。

ティカル遺跡の見所

・グランプラザ

ティカル遺跡に入り、ジャングルの中を進んで行くと、1番初めに目にするのがティカルの中心であったグランプラザ。ここには向かい合うI号神殿とII号神殿、住居跡のアクロポリスが建ち並ぶ。このグランプラザは様々な儀式を行う神聖な場所だったとされている。

I号神殿は9層に分かれているとされる地下の世界を意味し、ピラミッドも9段で作られ、頂上の神殿は地下世界の入口を表しているとされる。この神殿に王とジャガーの彫刻があることから、大いなるジャガーの神殿と呼ばれている。

II号神殿には屋根部分に仮面の彫刻があることから、仮面の神殿と呼ばれ、王妃の神殿であったと考えられている。このII号神殿には登ることができ、I号神殿、アクロポリスを含むグランプラザ全体を見渡すことができる。

グランプラザの南北には住居跡であるアクロポリスが建ち並んでいる。南にある中央アクロポリスには土器や壁画等から貴族や王族が住んでいたと考えられており、北アクロポリスにはティカル初期の神殿にあった仮面の彫刻が残され、間近で見ることができる。

・Ⅳ号神殿

ティカル遺跡の最大のピラミッドであるⅣ号神殿は、高さ64.6mとティカル遺跡では一番高く、マヤ遺跡の中でもかなり大きな規模の神殿である。このⅣ号神殿は神殿内部に書かれているマヤ暦の日付から、西暦741年に建てられたものと判明している。

この神殿は2つの頭をもつ蛇の彫刻があることから、双頭の蛇の神殿と呼ばれている。Ⅳ号神殿は頂上まで登ることができ、ジャングルに包まれたティカル遺跡の全体を見渡すことができる。ジャングルの中から顔を出す神殿の姿は神秘的。ここからの景色はスターウォーズのエピソードIVに使われた事で有名。

・ロストワールド

現在見ることができるティカル遺跡の建築の殆どが、ティカルが栄えた7世紀頃のものとされるが、紀元前の建築が残る場所がロストワールドと呼ばれる一帯。

ロストワールドのグランピラミッドと呼ばれる大きなピラミッドは紀元前6世紀ごろに建てられ、何度も再建を繰り返し今の姿は3世紀頃のものと考えられている。このピラミッドはタルー・タブレロ様式と言い、斜面と垂直の面を組み合わせた建築様式で、高さ31mと他の神殿に比べると低いように感じられるが、建てられた当時は最大の高さを誇っていた。このグランピラミッドにも登ることができ、ロストワールド一帯と遠くの各神殿を見ることができる。

ティカル遺跡へのアクセス

ティカル遺跡は、グアテマラの首都であるグアテマラシティから飛行機、もしくは夜行バスでフローレスという街へ行き、そこからバスで約1時間ジャングルの中を走ったところにある。もしくは、ベリーズやメキシコから陸路で国境を越えてティカルへ行くツアーも存在するので、他の地域からグアテマラ、もしくはグアテマラから他の地域へ移動する途中に立ち寄る事もできる。

注意点

バスでフローレスを目指す際に利用するバスターミナル付近は治安が悪いので、特に単独での行動はできるだけ避けよう。また、バスに乗る際の手荷物は最小限に、また、貴重品はシークレットポーチを利用するなどの防犯対策をしておこう。

バスは街の旅行会社で予約できるが、値段は言い値なので複数の会社を回って比べるのが良い。会社によってバスのグレードも違うので、サービス内容、バスのグレードなどを聞き、比べる必要がある。また、ティカル遺跡への入場チケットは基本的に現金での支払い(2019年時点では150Q)となるので、事前に現金を準備しておこう。

ティカル遺跡の敷地は広大で、全てを時間内に回るのは至難の技。英語やスペイン語でのガイド付きのツアーに申し込むと見所を回ってくれるが、値段を抑えたい、自分の気の向くままに見学したい方は時間の管理と下調べをして挑もう。

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