バンコクはタイ王国の首都で東南アジア屈指の世界都市である。観光地としてもとても人気があり、世界航空先ランキングでは上位の常連となっており、世界で最も外国人が訪れる都市ともいわれている。
代表的な観光地
ワット・ポー
3大寺院に数えられるワット・ポーは、バンコクで最も古い寺院で、金色に輝く涅槃仏で有名。この仏像は全長46m、高さ15mにも及び、巨大で有名な奈良の大仏でも高さが18mなので、どれほど大きさかイメージできるだろう。また、ここの涅槃物の足の裏には、仏教の世界観を表した108の図が螺鈿細工で描かれており、要チェックのポイント。
ワット・アルン
3大寺院の一つで、三島由紀夫の小説「豊饒の海第三巻 暁の寺」の題材となったことでも有名。夕暮れ時は寺院が夕日を反射し、美しい暁色を見せる。夜はライトアップされた姿も美しい。また、大仏等を登るとチャオプラヤー川や、バンコク市内を見渡せる。当の階段はとても急なので、気を付けよう。
ワット・プラ・ケオ
3大寺院の一つで、通称エメラルド寺院。王室専用の仏教儀式の場で、タイで最も格式高く、美しい寺院。エメラルド寺院と呼ばれる理由は、エメラルド色の仏像が置かれているため。境内には金の仏塔などもあり、きらびやかな寺院となっている。
ワット・パークナム
インスタ映えすることで人気が急上昇した寺院。2012年に創建された比較的新しい寺院で、美しい天井画が人気に火をつけた理由。
アユタヤ遺跡群は、チャオプラヤー川とその支流に囲まれた中洲にあるアユタヤ王朝が創った遺跡。現在はアユタヤ歴史公園としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
カオサン通り
カオサン通りは、3大寺院の近くを流れるチャオプラヤー川と運河に囲まれた場所にあり、バックパッカーの聖地とも呼ばれている。日本の原宿のような雰囲気が味わえ、世界各国の旅行者や、タイの若者たちでにぎわうエリアだ。
ここでは、お土産の購入できるショップや、タイマッサージや屋台のグルメ、パブ、ナイトクラブなど楽しめるスポットが満載。また、旅行代理店も数多くあり、現地ツアーを申し込むことができる。
カオサン通りへ行くときは、最寄りのMRT(地下鉄)サナームチャイ駅から距離があるので、タクシーかトゥクトゥクを利用することをおすすめする。
スクンビット通り
スクンビット通りはバンコクの経済の中心地ともなっているエリア。高級ホテルやレストランが軒を連ねる。ショッピングを楽しみたい方はここ。有名な大型ショッピングモールである「セントラルワールド」や「サイアムパラゴン」があり、有名ブランドの品も手に入る。また、日本人街としても知られており、日本食レストランも多数存在する。
スクンビット通りへ行くには、BTS(スカイトレイン)のプロンポン駅が最もアクセスが良い。
アジアンティーク・ザ・リバーフロント
アジアンティーク・ザ・リバーフロントはタイのナイトマーケット。東京ドーム約2.5個分の敷地内に1500もの店舗を有するマーケットで、各エリアにそれぞれの特徴があるため、欲しいものや見たいものを探しやすい。
ナイトマーケットはタイらしい夜の雰囲気を楽しむのにはもってこい。
チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
こちらはバンコク最大の公設市場で、週末のみ開催されるマーケット。東京ドーム約2個分の敷地内に、8000もの店舗がひしめき合う。飲食、衣服、古本、インテリア、骨とう品、ペット、中古品、ガーデニング用品と、全部で8つのエリアに分かれている。
ローカルな雰囲気のあるマーケットに行きたいならここがおすすめ。
水上マーケット
水上マーケットはタイの伝統的な商業スタイル。小舟に商品を乗せて水路を進みながら商品を売り進む。観光ボートもあるため、マーケットの雰囲気を肌で感じることが可能だ。
線路市場メークロン
線路市場メークロンは、名前の通り、線路上で開かれている市場。様々な商品を取り扱う店舗がある。
電車の通貨を知らせる放送が入ると市場は線路上から引き上げ、電車の通貨を見送ると再び市場が開催される。そんな異国ならではの市場は、世界中の観光客を集める人気スポット。
音楽フェス
タイではほぼ一年中EDM系の野外音楽フェスが開催されている。音楽が好きな方ならば、あらかじめフェスの日程を調べておき、旅程に組み込むことをおすすめする。