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イースター島

イースター島(パスクア島)はチリの人気観光地である。広大な太平洋のただなかに浮かぶイースター島は、チリの首都であるサンティアゴから直線距離で3700kmも離れており、国内線で約5時間30分。冒険心をくすぐる神秘の島イースター島では、日常の喧騒からはなれた穏やかな時間が流れている。島の主要な見どころを一通り観光するためには最低でも2泊3日、ゆっくり滞在を楽しみたい方は3泊4日の滞在が定番である。

イースター島の見所

イースター島といえば、古代部族が残した巨石像モアイで知られる。モアイ像は、12世紀から15世紀の間に造られたといわれるが、なんのために、どうやって造ったのか、謎が多い。その数は約9000体あると言われている。地域、部族によって像の姿は異なる。

島内各地には、モアイ信仰が終焉を迎えた次に起ったマケマケ信仰(鳥人儀礼)のレリーフや鳥人儀礼の際に使われたといわれる洞窟も残る。モアイ像の制作現場と言われるラノ・ララクにある、正座するモアイ像も必見。ハンガロア村がイースター島唯一の村で、みやげ店やレストランがある。

各地のモアイ

・ラノ・ララク

イースター島の南東部にある小さな火山、ラノ・ララク。島内にあるほとんどのモアイは、この山の岩から切り出されたとされる。モアイ達はここで造られた後、島内の各村落の祭壇へと運ばれたが、どのようにして作られどのようにして運ばれたのか、まだまだ解明されない謎が沢山残っている。400体にも及ぶモアイがあちこちに残っており、見応えがある。

・アフ・トンガリキ

数あるアフ(祭壇)の中でも最も人気なのが、島の南東部にあるアフ・トンガリキ。美しい海をバックに15体の巨大なモアイが並ぶ。1960年のチリ沖大地震の津波で壊滅的な被害を受けてからは放置されていたが、日本の企業により修復作業が進められ、再び祭壇の上に並べられた。

・アフ・アキビ

多くのモアイは海を背にして立っているが、唯一海を向いて立っている7体のモアイがアフ・アキビで見られる。このモアイはイースター島を見つけた7人の使者であると語り継がれている。台座の下からは何体もの人骨が発見されたり、7体がほぼ同じ大きさで浸食状態も同じであることなど、多くのミステリーを持つアフ・アキビ。

・アフ・ナウ・ナウ

島唯一の白い砂浜が広がるアナケアビーチ。その近くにある、帽子をかぶっためずらしいモアイたちが建つアフ・ナウ・ナウもおすすめスポット。背中に入れ墨のような模様が入っていたり、ふんどしのようなものを着けていたりと、他とはちょっと変わった外観が特徴。

頭の上にプカオと呼ばれる赤い帽子のようなものが載っているモアイがあるが、実は帽子ではなく当時の髪型を模倣したものと言われている。

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