マレーシアはマレー半島とボルネオ島に分かれているが、コタキナバルはそのボルネオ島に位置するリゾートである。美しい海と熱帯雨林のジャングルに囲まれたボルネオ島最大の都市。
コタキナバルの見どころ
・キナバル自然公園
コタキナバルから車で約2時間。アマゾンよりも古いと言われるジャングルと山麓のある地域にキナバル自然公園はある。このジャングルと、キナバル山を中心とする3つの山麓は世界自然遺産に登録され、世界的にも貴重な動植物の生息地として研究者たちには世界遺産登録以前から注目されてきた。
キナバル自然公園内にはラフレシアが自生していたり、猿や鳥が餌付けされているスポットでは彼らの姿を近くで見る事ができる。キナバル自然公園内には様々なハイキングコースがあり、ガイドと共に歩けば珍しい動植物をたくさん見る事ができる。
また、公園内には温泉があり、ここをキャンプとして標4000m超のキナバル山への登山も可能。基本的に危険な場所はあまりないため、1泊から2泊のコースをガイドと共に登るコース。人並みの体力があれば登山初心者でも登山可能とされている。
・タンジュンアルビーチ
コタキナバルの中心地から南に車で約15分の位置にあるのがタンジュンアルビーチ。このビーチの売りは水の透明度。遠浅のビーチで、10mほど沖に出ても大人の腰くらいの深さなので、子連れでも安心して遊ぶ事ができ、ファミリーにも人気。
南シナ海に沈む夕日がとても綺麗で、毎日6時半ごろに日が沈む。夕日は色とりどりのグラデーションで空を染め、日が沈んだ後もしばらく空を美しく染める。
・コタキナバルシティモスク
コタキナバルの中心地から車で10分ほどにあるコタキナバル市立モスクは、水の上に浮かぶとても美しいモスク。マレーシアの中でも1、2を争う美しさで人気。日中はもちろん、夕日とのコントラストや、月の明かりとライトアップにより浮かび上がる夜の姿も要チェック。
宗教施設なので、金曜の礼拝など見学できない時間帯があるので、事前にチェックしておこう。また見学時には服装についてもマナーがある。男性は長ズボン、女性はスカーフなどで肌の露出をさせないようにする他、飲食物の持ち込みは禁止。
・サピ島
サピ島は、トゥンク・アブドゥル・ラーマン国立公園に制定されている5つの島のひとつで、コタキナバルの中心地から船で約20分で行ける島。広さは東京ドーム約2個分というこじんまりした島だが海の透明度は抜群。ビーチアクティビティが豊富で、シュノーケリングやパラセイリング、バナナボート、シーウォーキングなどのアクティビティが豊富。
海ではサンゴやチョウチョウウオ、クマノミ、スズメダイなどたくさんの魚が見られる。また、島内の森を散策するのもお勧めのアクティビティ。野生のオオトカゲが棲みついており、かなりの確率で遭遇可能。
島までは船で25リンギットほどで行く事ができ、入島料10リンギットが必要。島の天候は夕方になるほど雨の降る確率が高まるので、午前の便で島に渡り、遅くとも16時までの船で戻ってくるようにした方が良い。
・マヌカン島
マヌカン島もトゥンク・アブドゥル・ラーマン国立公園に制定されている5つの島のひとつで、コタキナバルからは船で15分ほど。この島も同じくマリンアクティビティが豊富で、透明度の高い海で遊ぶ事ができる。
島までは船で25リンギットほどで行く事ができ、入島料10リンギットが必要。島の天候は夕方になるほど雨の降る確率が高まるので、午前の便で島に渡り、遅くとも16時までの船で戻ってくるようにした方が良い。
マヌカン島にはマヌカンアイランドリゾートというホテルがあるのがサピ島との違い。一泊の料金は日本円で約2万円〜となっているが、季節によって変動する。
アクセス
日本からコタキナバルまでは、成田空港からマレーシア航空が直行便を運航している。また、成田空港や関西国際空港からクアラルンプール経由でアクセスも可能。
治安について
コタキナバルはリゾート地になっているため、クアラルンプールよりも治安がいいとされている。しかし、スリなどの軽犯罪は発生しているので、注意が必要。
また、ボルネオ島の東海岸一帯は治安が悪く、日本政府から渡航中止勧告が出ているため、近づかない方がいいだろう。渡航まえに外務省の海外安全ホームページでチェックしておこう。
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