旅行はもちろん、留学やワーキングホリデーで人気の都市であるトロントはカナダ最大の都市である。トロントとは、先住民族の言葉で「出会いの場所」という意味で、その名前の意味する通りトロントではさまざまな国からの移民者に出会える。また、トロント周辺には湖や大小の美しい公園が点在し、自然と都市が融合している。英語とフランス語が公用語のため、街の標識等は二カ国語で書かれている。
主な観光地
・CNタワー
CNタワーは1976年にカナディアン・ナショナル鉄道が建設した電波塔で高さは553.33m。地上447mの展望台スカイボッドをはじめ、346mのルックアウト展望台やアウトドアのスカイテラスさらにガラスの床から地上見下ろせるグラスフロアなど展望スペースは豊富。ゆっくりと1周まわってトロント全景を眺めながら食事が楽しめるリボルビングレストラン「360」も人気。
5月から11月までは、地上356m地点で外に出てタワーの周りに設置された1mほどの遊歩道を歩くエッジウォークか営業されている。世界一高い遊歩道で、命綱に身をまかせ様々なミッションをこなすこのアクティビティは、連日予約が埋まるほど人気なので、気になった方は早めに予約する事をおすすめする。
・トロント島
オンタリオ湖に浮かぶ緑豊かな島トロント島は主に3つのエリアからなり、対岸のトロントの夜景で有名な場所。フェリーで15分ほどで簡単に渡る事ができ、行きのフェリー乗り場はユニオン駅から徒歩10分ほどと気軽にアクセスできる。
特にアクティビティが充実しているのはセンターアイランドで、夏にはバーベキューやピクニックを満喫できる。2つ目はハンランズポイントで、緑豊かな島。サイクリングロードやビーチ、野球場などがあり自然の中でアクティビティを楽しめる。3つ目はワーズ島で、船着場を降りてすぐにオンタリオ湖の絶景ポイントがある。
セントラル島の船着場の近くにはレンタサイクルやカヌーがあるので、自然の中で体を動かしながら島を観光するのもおすすめ。特にカヌーに乗ると島と島の間に形成されるラグーンに現れる魚や白鳥などの鳥を間近で見る事ができる。
・カサロマ
CNタワーなどがあるダウンタウンから車で15分ほどの小高い丘の上にあるお城のような豪邸がカサロマ。ナイアガラの滝を使った水力発電で成功を収めた大富豪、ヘンリー・ミル・ペラット卿が1914年に建設した。
ゴシック様式の美しい外見はもちろん、博物館となっている内部にも見所満載。ヘンリー卿のデザインした豪華な装飾の家具や美しい内装、また、3階にはライフル銃の資料も豊富。5月から10月までは庭園が開放されており、季節ごとの花が咲き誇る。
アクセス
日本からトロントまではエアカナダや全日空で成田空港からの直行便がある。
またトロントではトロント交通局がバス、地下鉄、路面電車を運営しているので、乗り継ぎがしやすくなっている。24時間運行しているナイトバスもあるので、遠出する際にはバスが便利。