マドリードはスペインの首都で、スペインのほぼ真ん中に位置する。バルセロナに次いでスペイン第二の都市として観光客にも人気の都市である。世界三大美術館にも数えられるプラド美術館をはじめ、ピカソやダリといった世界的に有名な芸術家の作品を鑑賞できる美術館がある。また、サッカーの名門であるレアル・マドリードの試合観戦も欠かせない楽しみの一つである。マドリッドと言われる事もある。
主な観光地
・プラド美術館
プラド美術館はマドリードの有名観光スポットで世界三大美術館に数えられる。名作が多く、所蔵作品は絵画8,600点、彫刻700点以上に及ぶ。プラド美術館の主な作品は0階と1階に展示されているので、見所のわからない方は0階と1階を重点的にチェックする事をお勧めする。
プラド美術館は地下鉄1号線Banco De España駅、またはAtocha駅から徒歩10分とアクセスしやすい場所も魅力的。プラド通りにはお店やホテルなどが立ち並んでいるので美術館へ行く前後に周辺の観光も可能。
・エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ
スペインといえばサッカー大国。その中でも名門であるレアル・マドリードの本拠地がエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ。レアル・マドリードは、2000年12月にFIFAとIFFHSより20世紀最高のクラブの称号を授与された。100年以上の歴史を持つ世界のトップクラスのクラブの試合を観戦する為に熱狂的なファンが集まる。
サンティアゴ・ベルナベウはマドリード市内の中心地にあり、アクセスしやすい。地下鉄を利用するのが便利で、メトロ10番線サンティアゴ・ ベルナベウ駅が最寄り駅となり、マドリード市内からおよそ15分。
・マドリード王宮
マドリード王宮は、西ヨーロッパでもっとも大きいと言われている宮殿で、スペイン国王が1931年まで住んでいた。
見所はマドリード王宮の中でも一番大きな部屋である王座の間。ベルサイユ宮殿をイメージして作られたこの部屋は銀糸の刺繍入りで重厚感ある真紅のビロードで覆われている壁や、ペネツィアンガラスでできたシャンデリアなどが非常に美しい。
他にも豪華な装飾や天井画が美しい王宮礼拝堂、現在でも中宮晩餐会が行われる饗宴の間、1台でおよそ20億円はするとも言われているストラディバリウスが7台もある音楽の間など見所は多い。
・トレド
トレドは、スペインの中部にあるカステリーチャ・ラ・マンチャ―州の平原地帯から丘の上にかけて広がる古代都市。トレド大聖堂をはじめとする歴史的な建造物や古代ローマ・西ゴート王国・後ウマイヤ朝といった文化が残り、世界遺産にも登録されている。
マドリードからは車で約1時間程度のため日帰りの観光もできるが、美しい夜景を楽しむ為宿泊してゆっくりと観光するのもお勧め。
アクセス
マドリードへは成田空港よりJALやイベリア航空により直行便が就航している。他にも複数都市を経由する格安のチケットも存在する。
治安について
マドリードは治安がそれほど悪くはないが、スリや置き引きなどの被害が多い街として知られる。対策するためのグッズを使用したり、スリや置き引きの手口を頭に入れておくなど油断せずに準備しておいた方が良いだろう。